コンファインドウォーターとは、「プールまたはプールに類似した条件を有する水域。」と定義されています。
スイミングプールやダイビング用に作られたプール以外では、海洋などの自然環境において、十分な透明度、波や流れの無い海況、適切な水温、障害物の無い平らな水底、すぐに安全を確保できる水深など、プールに類似した条件を持った場所もコンファインドウォーターとして使用することができます。
オープンウォーターへ行く前に、コンファインドウォーターでトレーニングを行うことは不可欠です。
波や流れもなく暖かくて、足の立つ水深からトレーニングを開始するなど、参加者に安心感を与え、寒さや疲労などの余計なストレスの要因を取り除くことが必要です。参加者が快適な状況でトレーニングに集中できることにより、グループのコントロールが容易になり、効率的にトレーニングを進めることができます。
辛いよりも楽しいトレーニング内容にすることも必要です。
参加者の関心を向けられ、コースに対する意欲を高めることができるからです。
効果的かつ効率の良いトレーニングをすることがコンファインドウォーターセッションでは重要です。
コンファインドウォーターセッションでは、ほとんどのスキルをマスターすることができます。
スキルをマスターできるまで反復練習をします。スキルのマスターとは、ストレスを感じることなくそのスキルを実施できるようになり、頭で考えるのではなく状況に応じて身体が自動的に反応するレベルになることです。
マスターできるようになるためには、何度も繰り返してトレーニングをする必要があります。
これに対してオープンウォーターセッションでは、コンファインドウォーターセッションでマスターしたスキルを応用できるかどうかを確認します。
また、オープンウォーターセッションでしか練習できないことを実施します。
コンファインドウォーターセッションでは、個々のスキルをばらばらにトレーニングするだけでなく、組み合わせて応用することにより、実際のオープンウォーターでの活動に近づけることができます。その結果、オープンウォーターセッションで楽しむ余裕ができるのです。